現在の委員は以下6名です。(順不同)
園田 寿 (甲南大学名誉教授・刑法学者・弁護士)
髙山 佳奈子 (京都大学大学院法学研究科教授・刑法学者)
要 友紀子 (APNSW/NSWP運営委員・人権活動家)
平 裕介 (弁護士・行政法研究者)
亀石 倫子 (弁護士)
守 如子 (関西大学社会学部教授・ジェンダー学研究者)
各委員のプロフィール
園田 寿(そのだ・ひさし)
甲南大学名誉教授・刑法学者・弁護士
専門は刑事法。ネットワーク犯罪、児童ポルノ規制、薬物規制などを研究。主な著書に「情報社会と刑法」(2011年成文堂、単著)、「改正児童ポルノ禁止法を考える」(2014年日本評論社、共編著)、「エロスと『わいせつ』のあいだ」(2016年朝日新書、共著)など、他共著多数。
髙山 佳奈子(たかやま・かなこ)
京都大学大学院法学研究科教授・刑法学者
刑法総論の基礎理論、経済刑法、国際刑法を主な研究対象としており、国際刑法学会事務総長補佐、アレクサンダー・フォン・フンボルト財団国際助言委員会委員。
主な単著に『故意と違法性の意識』(有斐閣)、『共謀罪の何が問題か』(岩波書店)。主な共著に『改正児童ポルノ禁止法を考える』(日本評論社)、『グローバル化と法の諸課題』(東信堂)。他共著多数。
要 友紀子(かなめ・ゆきこ)
APNSW/NSWP運営委員・人権活動家
アジア太平洋地域23カ国47団体のセックスワーカー団体のネットワーク組織APNSW運営委員。世界105カ国349団体のセックスワーカー団体のグローバルネットワークNSWP運営委員。セックスワーカーの健康と安全のために活動するグループSWASHメンバー。主な著書に『セックスワーク・スタディーズ 当事者視点で考える性と労働』(日本評論社、共著)、『風俗嬢意識調査:126人の職業意識』(スタジオポット、共著)、『社会・からだ・私についてフェミニズムと考える本』(社会評論社、共著)等がある。
平 裕介(たいら・ゆうすけ)
弁護士(東京弁護士会/永世綜合法律事務所)・行政法研究者
・行政訴訟・憲法訴訟の代理人:「セックスワークにも給付金を」訴訟(性風俗事業者によるコロナ給付金支払請求訴訟)弁護団長(最高裁係属中)、映画「宮本から君へ」助成金事件弁護団(最高裁で勝訴)ほか
・上智大学、筑波大学、國學院大学、日本大学等で行政法等の講義等を担当
・企業・法人や自治体の顧問等を担当
・著書:『行政手続 実務体系』(共著、民事法研究会、2021年)ほか
・論文:「行政不服審査法活用のための『不当』性の基準」公法研究78号(2016年)239~248頁、「AV新法と職業の自由」法学セミナー816号(2023年)36~41頁 ほか多数
亀石 倫子(かめいし・みちこ)
弁護士(大阪弁護士会/法律事務所エクラうめだ)
2009年に大阪弁護士会に登録。刑事事件を中心に経験を積み、2016年にクラブが風営法(ダンス規制)で摘発された事件の違憲無罪判決(最高裁)、2017年に令状なしでの GPS端末を使った監視捜査は違法とする判決(最高裁)、2020年にタトゥー彫師医師法違反事件の無罪判決(最高裁)を弁護人として導いた。2023年から公共訴訟を支える専門家集団『LEDGE』代表。著書に『 刑事弁護人 』(講談社現代新書)。
守 如子(もり・なおこ)
関西大学社会学部教授・ジェンダー学研究者
『ユリイカ2007年6月臨時増刊号総特集=腐女子マンガ大系』に論文を寄稿。2010年、シンポジウム「やおい/BL研究の今を熱く語る」出席。
著書に『女はポルノを読む 女性の性欲とフェミニズム』(青弓社)、共著に『教養のためのセクシュアリティ・スタディーズ』(法律文化社) 、『BLの教科書』(有斐閣)など。